アメリカ進出に欠かせない交渉力とは?
専門家紹介サイト「LessQ」に、弊社代表が紹介されました。
その内容を掲載いたします。
2001年に単身で渡米し、独力で会社設立を果たした代表の大蔵さん。アメリカニューヨークでデザイン会社,New Classic Designを運営し、日系のデザイン会社として長く一線で活躍されています。現在はニューヨークだけでなく、日本にも拠点を持ち活躍されている大蔵さんに日本とアメリカの生活やビジネスにおける違いについてお聞きしました。
大蔵さんは、現在は日本にも拠点を持ちビジネスを展開されていますが、戻ってきてどのように感じられましたか
一言でいうと、何でもある便利な国だということですね。どんなものでも揃えることが出来るのですごく楽です。それに街は綺麗ですし、治安もいいです。おまけに物も安いですね。ニューヨークと比べると2分の一、3分の一ぐらいの価格になります。
後は、よくニュースで今アメリカではこれが流行になっているという報道がされていますが、実際には全くそんなことは無いのになと感じることがあります。
。本当にごくごく少数の部分を切り取って報道されており、ニューヨークでは実際に日本の商品や、またアニメなどもほとんど見かけません。人気だという錯覚を引き起こしてしまっていることは、アメリカへの進出に対する考え方にも影響が出てしまうのではないかと思っています。
アメリカ進出時に欠かせないことは、ずばり何だと思いますか
アメリカで生活する上では「英語力」と「交渉力」、この二つが最も重要です。この二つを兼ね備えていないと、どんなに優秀な人でも苦労します。
これはビジネス以外でも一緒です。
例えば不動産で物件を借りる、ガス代を支払うといった日本では相場が決まっているようなことでも交渉になります。交渉の仕方しだいによって、価格も大きく変わります。
アメリカでは、生活の中にも常に駆け引きがあり、それもその場で瞬時に行わないといけませんから英語が上手くないとまともな価格で借りることも出来ないのです。
日本人は、いつもにこにこしており、そこが美徳でもありますが、アメリカでは下に見られる対象にもなります。予約していたレストランが予約されていなかった、なんてトラブルも極当たり前にあり、そこには若干の差別も含まれています。
気をつけなければいけないことは、アメリカ人は日本人が思っているほど親日の国ではないということです。ましてや、アメリカ人にとっては日本人も中国人も皆一緒であり、同じアジア人というくくりで見られています。だからこそ、対等に話が出来る「英語力」と「交渉力」が無ければやっていけないのです。
ビジネスにおいてはなおさらです。
例えば依頼したサンプル品に不備があったとします。それを注意して修正をさせたとします。当然、それ以降は修正された商品が届くと思いますよね。しかしアメリカの場合は、一度目はよくても、2度目以降も問題なく送ってくれます。ですがアメリカでは、また同じように問題のある商品を送ってきます。この前注意したじゃなかいかと言っても、今回はそんなこと言われていないと、当たり前のようにつき返されてしまいます。
つまり、日本のように気を使ってくれるなんてことはなく、毎度項目をしっかり伝えないといけないのです。
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