中小企業基盤機構 海外ビジネス推進支援事業
中小企業基盤機構 海外ビジネス推進支援
近年、社会で実感するほど加速中の、海外ビジネスを展開する企業が増えてきました。
前回はインバウンドをご紹介しましたが、今回は「アウトバウンド」海外ビジネス展開のご説明です。
海外展開するには、それなりの資金計画が必要なので、事実まずは身近のアジア圏内に拡大する企業も少なくありません。当然、ヨーロッパやアメリカに向けての展開を望んでいる企業もございますが、日本から距離が離れるほど、土地勘や視察力、リサーチの限界などに大きく影響してきます。物価の感覚もそうです。
例えばアメリカを例に挙げると、アメリカ人の生活は?
インターネットや噂は全くあてになりません。何を食べて、人気のショッピングエリア、一日の行動など人によって異なりますが、日本人の感覚ではありません。
出勤は8時、9時だが、残業がない会社が多く、5、6時にはきっちり上がり、それぞれのアフターワークを楽しみます。
とにかく、日本人の感覚では理解できない人種と国、そんな中、私たちの考えでアメリカ展開を行うのは、ちょっと危険な気がします。
ある程度足を運ぶ事も大切ですが、目に見えない大きな落とし穴が至る所に存在します。
危険な見えない落とし穴とは?
私の知り合いが確信をもって、彼の自社製品(和食産業)をニューヨークに売り込みに行きました。この企画に国が出資し、USの会社も設立し、ビザも取得、家族と離れて家も確保し、住み込みで売り込みをし、店舗検索、アメリカ人マネージャー雇用、そして営業活動です。
しかし、日々の努力も、1年が経過しても、結果、受け入れ先が見つからなかったのです。
日本の食材自体は、私たち日本人にとっては世界でも上位に君臨するほどの繊細な食材も、日本国内のニュースだけの話し、事実アメリカでの知名度は低いもの。
ニューヨーク・マンハッタンに店舗展開を行うことで、「街の雰囲気に合わない」などの、食材の価値以前の問題での理由もあるのです。
そんな未知の世界アメリカで、自己資金で海外ビジネス展開するのが「危険」と言えるでしょう。
では、「中小企業基盤機構 海外ビジネス推進支援事業」とは?
※以下一部引用…