至る所で見かける英語の文章に、違和感を持つことが有ります。
公共の場や商業施設では特に気にならないのですが、レストランや一般の施設では、間違った英文表記が目立ちます。よく読めば言っている意味、分からない事はないのですが、文法が間違っているが故に、時には、ちょっとまずい言い回しなのでは?とも思います。
自動翻訳の注意
年々改正されている事も事実ですが、翻訳文章の注意書きには「この文章は自動翻訳で訳されています。」とも書かれており、その通り、自動翻訳では伝えているつもりでも、間違って伝えている事が多いのです。
簡単な文章ならまだいいのですが、長文になると、途中で読む気も起りません。
これは日本語も同様に、英文を日本語に自動翻訳した場合、なんとなくおかしいですよね。
自動翻訳も年々改良され、以前に比べては大分まともになってきましたが、要注意です。
ネイティブ翻訳とは?
では、ネイティブ翻訳はどうでしょうか。英語の場合にはアメリカ人や、オーストラリア人、その他インド人、フィリピン人、世界には英語を母国語としている国が多く、その、英語が母国語の国と市域の数、約60国で、日本は当然、母国語ではなく、日常では英語を話すことがありません。
狭い日本国内でも全国には様々な方言が存在し、東北や九州各地、沖縄、田舎に行けば行くほど、何を言っているのか分からなく、世界でも「スラング」と言われている現地語が存在し、現地でも何を言っているのか分からない、教科書にも載っていない英語が飛び交っています。
日本語理解不足の翻訳者
当然標準語は存在するので、翻訳の際には、ネイティブ翻訳をお願いできるのですが、そもそも翻訳者が日本語を十分に理解していなければなりません。
世界で最も難しいと言われている日本語には「ひらがな」「カタカナ」「漢字」の3言語が存在し、複雑な言葉なので、この日本語を理解している外国人は、日本語がペラペラなはず、当然、文章力も長けていなければなりません。
翻訳を複数に依頼しる危険性
ネイティブ翻訳者も年々増加中ですが、その大半は、恐らく、提出された日本語を一旦英語に自動翻訳し、その日本語を、英語に翻訳している事もあり得ます。また、その注意点だけではなく、翻訳を数名にお願いした場合です。
一冊の本、例えば、50000文字の日本語を手分けして3人の翻訳者にお願いした場合。3人の言葉遣いが異なるので、全体を通して読んでみると、途中からそれぞれの文章の癖が目立ち始め、統一感がなくなり、本としては致命的になります。日本語も同じですね、弊社でもよくパンフレットを受注しますが、お客様側には何人もの文章チャック者がいるので、終わりなく文章校正が入ってきます。
同じ文章でも無数の言い回しが存在します。
「日本には、風景、自然、文化に富んだ観光資源が多々あり、観光資源となっています。…